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【授業10】基礎看護技術Ⅲ~体位変換演習~
2023年05月11日 ブログ
GWも終わり、月曜日には学生たちが元気に登校してきました。新型コロナウイルスの規制が徐々に緩和されていく中で、普段会えない友達と過ごした人、実家に帰省した人、どこかへ出かけた人…3年ぶりに少し開放されたGWだったのではないでしょうか。
次の長期休暇の夏休みまでたくさんの授業や実習が組み込まれています。そして、夏休み前には定期試験もあります。ここからはしっかり学習して、夏休みを迎えられるように頑張ってほしいところです。
さて、今週1年生の基礎看護技術Ⅲの初講は「体位変換」演習でした。1年生にとっては初の演習です。
数名で1グループになり、それぞれ患者と看護師を体験しました。
この体位変換とは看護師の基礎の技術であり、患者さんが自力で体の向きを変えられない場合に、患者さんの負担にならないよう、体の位置や向きに変えることです。自力で体を動かせない患者さんは、体にかかる圧力を分散できないため、同じ体勢を続けることにより体の様々な部分に不具合が生じてしまいます。そこで少しでも安楽な状態を保ち療養ができるよう、看護師がお手伝いします。
この体位変換は看護師の基本の技術ですが、患者さんを起こす時や持ち上げる時の原理をよく理解しておかないと、自身の腰痛等の原因になるとも言われています。いかに体に負担をかけず、小さな力で行うことができるかが患者さんや自分のためには重要です。
患者さんによっては、時にクッションなどで手足の重なりによる圧迫の予防も行います。
それぞれが患者や看護師の立場で学ぶことにより、「どうされたいか」「どのようにすればよいのか」がよく理解できたかと思います。
「相手の立場になってその状況を理解する」看護師を目指す学生にはとても重要なことです。
今年の1年生はとても元気がよく、色々なことに一生懸命取り組んでいます。
今回の授業でも、グループの中でひとつひとつ確認しながら実践し、たびたび笑い声も聞こえる賑やかな中での演習でした。
コロナの規制が緩和されることにより、できることが増えてきた今、楽しみながら学習してほしいと思っています。
井上