2024年4月新潟看護医療専門学校村上校より校名変更

【授業16】老年看護援助論Ⅲ～誤嚥性肺炎患者のケア～

2023年10月30日 ブログ

2年生の後期の授業「老年看護援助論Ⅲ」は治療を受ける高齢者の看護や、疾病や障害をもつ高齢者への看護、生活機能に着目した看護過程の展開を学修します。
その内容は、手術を受ける患者の看護、誤嚥性肺炎患者のケア、認知症患者の看護を学び、生活機能の観点からのアセスメントを行うというものです。
今回の授業は、フィジカルアセスメントの人形を使い、誤嚥性肺炎の患者さんを想定した演習でした。

授業では、モデル人形を患者さんに見立て、症状を確認します。

喋れない人形に代わって、教員が症状の指示を出します。
学生はその指示を見て、一つ一つ対応していきます。

患者さんの状態を確認後、血圧を測り、胸の音を聞き、どんな病気が潜んでいるのか全身の症状を見ながら考えます。
手際よくこなしていく人、高齢の患者さんにも聞こえる大きさの声で聞き取りやすく話しかける人、少し手間取っている人…学生の中でも様々な対応が見られました。

最後は代表学生が全員の前で実践し、症状を教員に伝えるところで終了です。
その後は良かったところや直したほうがよいところを、他の学生や教員からアドバイスをもらいます。

2年生は年明け2月から領域別実習に出ます。この実習は9クールあり、3年生の秋まで長期に渡り続きます。
実習に出る前のこの時期に、学内でたくさんの知識と技術を身に付け、これから待ち受ける病院実習を有意義なものにしてほしいと思います。

井上